TAKEの野鳥アルバム


ヤマセミ(山蝉)

雨のヤマセミ ゴールデンウィークの家族奉公を済ませ、一人でヤマセミに会いに行った。
今年のGWはやたらと雨が多く、ヤマセミのなわばりとする川は増水のため、魚を捕 ろうにも水が濁って、ダイビングができないようです。このヤマセミは、川を横切る 電線に止まって、大粒の雨の中を濁流の川面を恨めしそうにジ〜ッと、ただジ〜ッと 眺め続けていたのです。
明日は天気になるといいね。なぜだか、橋幸夫の「雨が〜 ・・・、小粒ううのを真珠なら〜・・・、」という歌詞が耳から離れなかった。

観察地:犀川
撮影月日:2002年5月4日午前11時頃
撮影環境:キャノン Power Shot Pro901S370mm×デジタル4倍


ヤマセミ
写真1
黒と白の鹿子模様が美しい大型のカワセミ類、ヤマセミ。
頭頂部、背、尾が白黒の斑模様で、頭には立派な冠羽がある。
ハトくらいの大きさで、食欲も旺盛であることから、比較的大きい山間部の川に生息する。
餌は川魚で、水中へダイビングして獲るため、透明度の高い清流が必要だ。その地域全体の環境のバロメーターになる。
ある日、ヤマセミに会いたいという一心で山間部の大きな川のある町に出かけ た。車で渓流沿いに登っていくと、緩やかな流れのある比較的深い淵を見つけた。そ こには川面を被さるように木の枝が突き出ていた。
車を止めて、エンジンを切ると突然「キャッ、キャッ、キャッ」っと今まで聞いたことも無い鳥の声が聞こえた。
50m位先の対岸の枝に何やら白黒の大型の鳥が留まっていた。「ヤマセミ」である。 無心にシャッターを切った(写真1)。
しばらくすると、「キャラ、キャラ、キャラ」ともう一羽が同じ枝にきた(写真2)。この時期恋いの季節のようだ。
曇り空で、少し遠かったせいもあり、写真はご覧のとおりブレている。いつものことだが、次回を楽 しみにして頂くために、今回はこれで許してもらいたい。ヤマセミに会えるなんて、 最高の一日であった。

観察地:犀川町
撮影月日:2001年3月24日午前10時頃
撮影環境:ニコンF-401s シグマ170-500mmF5-6.3  フジカラーSUPERIA400

写真2


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