た行・な行 私の住むまちの言葉をまとめた。間違いは多いと思う。
た行
たいがい @たいてい(「大概」という漢字の標準語?)Aいいかげん。【例】@目玉焼きにはたいがいしょう油をかけて食べるAたいがいにしなさい!
たいぎい 疲れた。面倒くさい?
【例】たいぎいけ代りにお使い行ってくれん?
体操ずわり 体育や全校集会などでグラウンドや地べたに座るときの座り方
たう (手が)届く。否定形は「たわん」
【例】たわんけリモコンとって
たぎる 沸騰する。ぐらぐら煮える。標準語かも。
炊く (魚・野菜などを)煮る。【例】ぬか炊き
たくる(たくりあげる) まくる。まくりあげる。【例】袖長いけたくりあげとき。
タコ (2005年現在)市長のことを親しみと軽蔑をこめてこう呼ぶ北九州市民は少なくない。【例】またあのタコがハコモンつくりやがった。
ださんがまけ ジャンケンのとき「じゃ〜い〜け〜ん ださんが〜ま〜け〜 どっこいし」とも言っていた
たすけおに 子どもの遊び。「たすけ」ともいう。地域によって「けーどろ」「どろけー」ともいう。
〜たっけ 〜たかな。標準語かも。【例】あれ買ったっけ?
だらしい @だらしない。A体の調子が悪い。だるい。【例】@そんなだらしい格好しなさんな。A最近なんかだらしいんよ。
だるまさんの一日 子どもの遊び。「だるまさんが・・・歯を磨いた(ジャンプした、腕立てふせをした)」など、鬼がいったことをしなければつかまる以外は「だるまさんがころんだ」と同じようだが詳しいルールは不明。門司港地区限定か。
だれる @だらける。たるむ。A(服など)ずれ(おち)る。よれよれになる。【例】@そこだれるな!Aそのシャツいいかげんだれとるけ捨てり。
〜ち 説明不能。「〜て」「〜だって」か?
【例】運動会中止っち。(中止っ)ち?(中止っ)ち言いよろ!
ちかっぱ(い) とても。ものすごく。「でたん」と同義。
チック 仲間はずれにするときに使う。「ばっちい」から変化したものか。「チックバリア」ともいう。
ちっと ちょっと。少し。【例】ちっと足りんやったね〜
〜ちゃ 説明不能。@ややドスのきいた確認・強調・念押し?A単なる接尾語【例】@せんでいいっちゃ。A好きっちゃ!北九州
〜(し)ちゃ(あ) 〜たら。〜れば。〜ては。〜ても。標準語かも。
【例】好きになっちゃダメ?走っちゃいかん!
ちゃっちい しょうもない。安っぽい。
チャリ 自転車のこと。関西より西では一般的?
〜ちゃり @〜(して)あげなさい。A〜(して)ください。【例】@小遣いあげちゃり。A商店街の中やけチャリから降りちゃり。
〜ちゃる 〜してやる。【例】いくらでも買うちゃる。
〜ちゃろ 〜してやろう。【例】言うちゃろ言うちゃろ、先生に言うちゃろ
ちゃんこ 座る。子ども相手に使う。【例】そこにちゃんこしなさい。
〜ちゅう 〜という。「〜ちゆう」ともいう。【例】やったっちゅーとろうが?
ちゅうか というか。ていうか。「ちゆうか」ともいう。【例】ちゅうか明日本当に行くん?
ちょい ちょっと。少し。【例】もうちょい右
〜(し)ちょう 〜している。「〜とる」ともいう。【例】何勉強しちょうんかちゃ。
調子こく 調子にのる。図に乗る。あまりいい意味で使われない。【例】あんたなん調子こいとーんかちゃ。
朝鮮学級 通っていた小学校@若松区では在日韓国人・朝鮮人に対して放課後?ハングルなどを教える「朝鮮学級」という授業が行われていた。
朝鮮部落 主に戦前・戦時中に強制連行された韓国・朝鮮人たちの居住区。「部落」ともいうが、この味で「部落」を使うのは若松・戸畑・八幡限定か。
〜(し)ちょき 〜(して)おき(なさい)。「〜(し)ちょく」で「〜(して)おく」【例】朝ちゃんと食べちょかんと身ぃ入らんよ。
ちりんちりん豆 そうざいの一種。グリーンピースやうずら豆を砂糖だけで甘く煮たようなもの。若松限定か。
ちんころこまい 小さい。「こまい」ともいう。
ちんたら だらだら。「ちんたらちんたら」ともいう。
【例】そこのカップルちんたら歩くな!
かさぶた。市内でも使う範囲が限られている。
つかえる 混雑する。渋滞する。【例】199号線がつかえて動かん
つっかけ サンダル。関西以西では一般的?
つっからつぎ(に) 次から次(に)。【例】つっからつぎ仕事が来るようになった
つぶれる (店・会社などが)閉店・倒産する。標準語かも。
【例】駅前のケーキ屋つぶれたん?
つまらん 「〜してはいけない(禁止)」の意味でも使う。
【例】つまらんことしたらつまらん。
爪をつむ 爪を切る。標準語だと思っていたが他市(福岡)でこれを使ってびっくりされた。
つや(を)つける おまけする。特別にサービスする。えこひいきする。【例】がんばったけん給料つやつけちゃる。先生あの子につやつけすぎくない?
釣り堀 ひびきコンテナターミナル。「国際ハブポート」として2005年春北九州市の期待を一手に受け開港したが、具体的な成果が伝わってこないため、市民は皮肉をこめ「巨大釣り堀」「2600億の釣り堀」などと呼んでいる。HP
〜てー 〜したい。標準語かも?【例】見て〜、食いて〜
〜ですね 丁寧語にしようとしていちいち接続語に「ですね」がつくのは方言?【例】それでですね、しかしですね、だからですね
でたん とても。ものすごく。若松限定と思っていたが、八幡でも使うらしい。【例】でたんかっちょええ。
てれ(〜っと) 説明不能。「てれんぱれん」参照。「てれてれ」ともいう。【例】何てれ〜っとしとーんかちゃ!
てれんぱれん 説明不能。「だらだら」「ふらふら」「ちんたら」の意味か。【例】そこてれんぱれん歩くな!
ど(う)したん どうしたの?あいさつでもよく使う。
とおりこす @通りすぎるA〜を超えて、〜どころか【例】@郵便局を通りこして次の角を右ねAおかしい通りこして死にそう
〜とく 〜ておく。【例】明日までにやっといて
とくちゃん 特製ちゃんぽん。特に折尾の橋本食堂か小倉の錦龍の特製ちゃんぽんのことをさす。
床づけ ぬか漬けのこと。北九州では専用のぬか床を持っている家が多い。
どてら 綿入れはんてん。火野葦平の小説『花と龍』にどてら婆さんという女侠客が登場する。(実在の人、若松に墓がある)
ドベ 一番最後。びり。「ドンベ」ともいう。

な行
〜な 〜しなければ。【例】ちゃんと食べな大きくなれんよ。
なおす 「片付ける」「収納する」という意味でも使う。
なくなす 物をなくす。「のうなす」とも言う
【例】借りた本なくなしてもうた!
〜(なさい) 「〜なさい」を使わないで命令する。
【例】食べ。行き。早よし。等
〜なさそう @〜しそうにない。A多分〜できない。【例】@明日の飲み会、人集まらなさそうなんで来ない?Aごめん、明日は行けなさそう。
〜なさんな(や) 〜ないで(ね)。【例】東京に行っても北九のこと忘れなさんな
なし 何故。何で。「なしか」ともいう。余談だが「なしか!ラーメン」というFC店があるらしい。
なする 「なでる」に近い感じでさわることか。「なでなで」に近い感じで「なすなす」ともいう。
なすくりつける 手でなんどもこすりつける。「なする」の強力版か。【例】シャツに手をなすくりつけなさんな。
なん 北九州では「何(なに)」より「なん」「なあん」の方が一般的。【例】なん食いよん?やけなん?
なんか @何だ。何ですって。怒っているときによく使う。A接頭語。特に意味はない?【例】@なんかきさんAなんか腹減らん?
なんかかる よりかかる。もたれる。
なんかなし なんとなく。単なる接頭語としても使う。
【例】なんかなし晴れそな気がする
なんしよ(る)ん 何してるの?あいさつでも使うが、深い意味はない。
なんち(ゃ) 何だって。「なん」の方が一般的か。
【例】何ちゃ、もっぺん言っちゃらんね!
なんちゃ(あ)ない 説明不能。「大丈夫」「何てことない」「簡単」の意味か。【例】これくらいなんちゃない。
なんね 何。何ですか。何ですって。「なん」よりも不快感が強い?【例】やけなんね
なんべん(も) 何度(も)【例】何べんゆーたら分かるんね!
にくじい いやがらせや憎まれ口など人のいやがることをするのが好きな人。
ニッカス 「ブルマ」のことを若松・八幡の一部でこう呼んでいた。「ニッカポッカ」から派生したという説があるが真相は不明。
ぬくい 温(暖)かい、熱い。【例】なんかぬくいもんが食いたい
ぬくめる 温める。標準語かも。【例】今牛乳ぬくめちゃるけ待っちょき。
ぬた 酢みそあえのこと。特に「のびる(野菜・山菜)」の酢みそあえのことをこう呼ぶ?
〜ね 文節の末につくことがある。博多弁でいう「〜と」か。【例】それ面白いね?薬のんだね?
〜(て)ねー 〜(て)いない。「〜(と)らん」より一般的に使う。標準語かも。【例】やってねーよ。勉強してねぇ。
〜ねば 〜しなければ。「〜な」に比べ「自分が何とかしなければ」の思いが強い?「〜せな」に近いが、あまり一般的ではないかも。【例】ああ掃除せねば。
ねぶる (口に含まず舌で?)なめる。【例】アイスのふたをねぶる。
〜の(ん) 「(未然形)+の(ん)」〜しないのですか。
【例】なして勉強せないけんの?
のう(っちゃ) (険悪ムードで)な?「のう」単体ならさほどでもないが「のうっちゃ」「のうっちいいよろうが」となるとかなり険悪ムードと思っていい。
のうなす をなくす。「なくなす」ともいう。【例】借りた本のうなしてしもうた
のうなる 物がなくなる。【例】饅頭がのうなっちょ〜!
のく どく。「どける」は「のける」、「どいて」は「のいて」、「どかない」は「のかん」、「どかせる」は「のかす」か。
【例】ちょっとそこのいて